青葉若葉のさわやかな季節になりました。非常事態宣言も解除され、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回施工させていただいたのは地元の小さな神社の修繕工事です。
施工は上の写真の裏手になりますね。
ご依頼いただいた当初は、かなりの経年劣化が進んでいました…
地面に直接建てられた柱は折れて、シロアリに浸食された床下も腐れがひどく、建物全体が傾いて今にも倒壊しそうなほどに傷んでいます。
主な施工内容としては、
・柱の入れ替え作業
・建物の傾きを補正
・基礎(礎石)の据え付け作業
そのために外側の傷んだ壁をすべて撤去し、建物全体を浮かせるために、土台をジャッキアップさせて行いました。
そしてこちらが完成写真です。見事に蘇りましたね。
下に組んだ礎石(そせき)は、建物の柱を受ける土台石のことで、単に礎(いしずえ)とも呼称されます。
転じて、ものごとの土台や基礎のことをさす言葉としても使われています。
建物への水の侵入を防ぐため、水はけをよくし、耐震対策においても重要な部分になっています。
お客さまのご要望により、引き戸はそのまま使用したいとのことで、キレイに修繕し直し取り付けいたしました。
長年大切にされてきたお客さまの想いをしっかり伺い、
古きよきものを残して、新しいものを組み込みます。
そしてそれは新築では作り出せない魅力ある現代建築へと蘇ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・